第3節 vsレガネス 試合レポート
《マドリー スタメン》
GK クルトワ
DF カルバハル、ラモス、ヴァラン、ラモス
MF カゼミーロ、クロース、モドリッチ
FW ベイル、ベンゼマ、アセンシオ
《交代選手》
モドリッチ▶︎イスコ
アセンシオ▶︎セバージョス
ベイル▶︎バスケス
序盤からモドリッチが両サイドに顔を出し、攻撃を活性化させた。
最初の決定機はアセンシオ。素晴らしい抜け出しを見せたが、少し力が入り、枠を捉えることはできず。いつもより中でプレーし、普段のイスコの役割も多少なりとも担っている。
今のマドリーの場合、イスコやアセンシオのような自由に動けるプレーヤー、つまりフリーマンの役割を作り、ポゼッションを高めるという戦術がよく使われている。イスコとアセンシオを共存するには、2人がフリーマンに偏りすぎずバランスを取ることが大切になってくる。
ラモスのフィードにカルバハルが落とし、ベイルが蹴りこみ先制。ラモスは序盤からカルバハルの前のスペースを狙っていた。試合の中でそのフィードの精度を調整できるのはさすが。
ベイルがロングシュートを狙う回数がこれまでより増え、エースとしての自覚が芽生えてきた感じ。
前半はあと一歩のところまで崩せた場面がいくつかあった。ヘタフェ戦やアトレティコ戦でできなかったことが少しずつでき始めている。後は例えばカゼミーロがボールを持った時、他の中盤の選手は真横でボールを待つのではなく、ベンゼマの作ったスペースに飛び出し、ゴールに関わるプレーが出てきてほしい。クロースとカゼミーロにその役割を任せるのは少し厳しいが、彼らが持った時にモドリッチ、イスコ、セバージョスあたりならそれができるはず。
アセンシオからベンゼマで勝ち越し。ベンゼマ、ベイル共に2試合連続ゴール。
前半に引き続きカルバハルが攻守にわたって貢献。そして多彩なクロスの種類で何度も決定機を作り出した。
モドリッチとの素晴らしい連携からベンゼマのゴールで3-1 ベンゼマは2試合連続ドブレーテ。
モドリッチはゴール前にスルスルっと入り、細かい動きと精度で得点に絡めるのも大きな強みです。
左サイドは守備時、マルセロが上がったスペースの分ラモスがカバーするため、ヴァランとの間が空く。その時、本来ならカゼミーロがカバーするべきだが一瞬の気の緩みで遅れをとると一気にそのスペースをつかれる事がある。そこはこれから修正できる点。カゼミーロが上がった時はヴァラン、カルバハルをしぼらせたりクロースやモドリッチなど中盤の選手を下ろす必要がある。