マリオ・エルモソ獲得へ
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スペイン紙『MARCA』によると、マドリーは今冬にエスパニョール所属のマリオ・エルモソ(23)の獲得を検討しているようだ。
エルモソは今回、スペイン代表に初選出された。
エルモソは2016ー17にカスティージャに所属しており、昨シーズンからエスパニョールでプレーしている。
現在、マドリーはディフェンス陣に怪我人が続出しており、ナチョの疲労とコンディションの低下が心配されている。また、若手CBであるバジェホも相次ぐ怪我で今シーズンは未だに出場は無し。
マドリーは彼に買い戻しオプションを付けており、750万ユーロで獲得が可能。
エスパニョール側は彼を売りたくはないものの、移籍金が必要という見方も。
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彼は身長181センチ、74キロ。本職はセンターバックですが、左サイドバックもこなす左利きのDFです。
CBの補強は長い間言われてきましたが、今冬、または来夏にはストライカーの補強と共に優先課題となるはずです。今後の動向に注目です。
プルゼニ戦後、ベンゼマのインタビュー
CL、プルゼニ戦で2ゴール1アシストの活躍を見せたベンゼマがインタビューに応じた。
ベンゼマ「僕は歴史を作るためにサッカーをしている。僕がピッチでしていることを理解できない人が時々いるが、僕はチームを助けるためにここにいるんだ。自ら点を取る時もあるし、そうしない時だってある。でも最も重要なことはタイトルを勝ち取り続けることだ。プレッシャーは感じていない。点をもっと取らなくてはいけないこともわかっている。今日の結果にも、試合の運び方にも非常に満足しているよ。僕の中で、ストライカーとはゴールを決めるだけでなく、フットボールについてよく知っていないといけないものだと思っている。僕の考えでは、点を取っているだけのストライカーとは優秀なストライカーではないんだ。1〜2ヶ月後に誰が僕らを率いているかはわからないけど、僕はソラーリがシーズン終了まで残るべきだと思うよ。彼は素晴らしい監督だ。今、我々は前よりも自信がついた。だから全てのタイトルを競えるよ。」
ベンゼマはソラーリ体制になってから3試合で3ゴール2アシストを記録。ロペテギ体制の序盤も彼の調子はよかったが、チームの失速と共に得点からは遠ざかった。しかし、彼の意識は昨年までとは明らかに違うようだ。シーズン序盤にも言ったが、今シーズンのベンゼマには期待しているし、彼のシーズンはここから始まることを願うばかりである。
CL vsプルゼニ
マドリースタメン
クルトワ、オドリオソラ、ラモス、ナチョ、レギロン、カゼミーロ、クロース、セバージョス、ベンゼマ、バスケス、ベイル
話題となっていたGKはクルトワに。ソラーリはローテーションではなく、クルトワを正GKとして起用し、プルゼニ相手ではあるもののそういったことをクラブに意思表示。
立ち上がりはプルゼニペースで、マドリーはボール保持がうまくいかず、落ち着かない展開。プルゼニも何度かゴール前に迫った。
ベンゼマが左サイドで3人を置き去りにし、自ら決めて先制。
その直後、コーナーキックからカゼミーロが頭で合わせ、2-0。久しぶりのコーナーキックからの得点。ここ最近のコーナーキックではカゼミーロが合わせる場面が多く見られ、今日やっと結果に。
セバージョスがショートコーナーを受け、ベイルが落とし、最後はベンゼマの2点目で3-0。
ルーカスが左サイドを突破し、レギロンがクロスをあげ、ベンゼマが逸らし、最後はベイルが決め4-0。
59分、ラモスに代えてハビサンチェスが投入。ディフェンスラインにけが人が続出している中で連戦が続いているラモスを休めるのは良い交代策。ハビサンチェスはCLデビュー。
61分、ベンゼマに代えてヴィニシウスが投入。この展開でヴィニシウスも活躍できれば、チームの底上げ、雰囲気など様々な面で良く作用するはず。彼が入り、ベイルがセンターフォワードに。ベンゼマは今日2ゴール1アシストの活躍。
67分、ヴィニシウスの運びからクロースがループ気味に決め、5-0。
72分、クロースに代えてイスコ。クロースは今日1ゴール2アシストの活躍。
ヴィニシウスはパスとドリブルの使いどころがはっきりしており、ドリブルで仕掛けるよりパスの方が速くゴールに到達するときは迷わずパスを選択。そして自らが狙える時はシュートも積極的にチャレンジ。メディアでも注目の的であるヴィニシウスには自然と目がいってしまう。
5-0で試合終了。ソラーリ体制3試合が経過し、3試合連続無失点、11得点。まだ強豪と試合はしていないのでなんとも言えないが、今シーズンはその中でも勝てていなかったので素直に嬉しいです。
次戦は11月12日朝4時45分からアウェイでセルタとです。
みなさん朝早くからお疲れ様でした。
ナポリ対PSG
今日は番外編でCL屈指の好カードの試合レポートを。両者非常にレベルが高く、見応えがありました。
ナポリスタメン
マクシモビッチ、アルビオル、クリバリ、マリオ・ルイ
インシーニェ、メルテンス
PSG
ネイマール、ムバッペ
第1戦を2-2で引き分けたナポリがホームでPSGを迎えた。
今シーズンのナポリの試合をしっかり見るのは初めてなのですが、技術と組織力の高さに驚きました。まず、クリアをしっかりと味方に繋ぐことと、難しいボールを正確に抑えるトラップの技術。インシーニェは常に裏を狙い、彼が中に入った時はサイドバックのマリオ・ルイがタッチラインギリギリまで広がり、オーバーラップを仕掛ける。徹底した戦術だなと感じました。
PSGはリバプール戦以来です。今日は3バックを採用。
18分、ネイマール対ハムシクの1対1の場面。ネイマールはハムシクが飛び込んでくるのをずっと立ち止まって待ち、ハムシクは飛び込まずに辛抱強く待ち、結果ネイマールが縦に突破したせめぎ合いは見応えがありました。
前半はPSGペースの中、隙を見てナポリがサイドを広く使った攻撃と鋭い縦パスでチャンスを伺うという構図でした。やはりネイマールは違いを見せました。仕掛けるタイミングや力の抜け方など、さすがでした。先制の場面はムバッペの動き出し、その後の突破もパスも素晴らしかったです。そして時間帯も。ナポリにとっては痛い時間帯でした。
一方ナポリは「緻密」と「徹底」でした。チャンスを辛抱強く待ち、ムバッペ、ネイマールに対してもしっかり対応できていました。
後半の立ち上がりはナポリがペースを掴みました。サイドを有効活用し、何度も相手ゴールに迫りました。そして攻め続けた結果、カジェホンがPKを獲得し、インシーニェがしっかり沈めて同点。素晴らしい展開で辛抱強く待ち、後半序盤からペースを変え、結果を出したナポリに拍手を送りたいです。
MVPはナポリのアランだと思います。彼はネイマールのマークを担当し、完全にシャットアウトしました。終盤、ネイマールは自らのプレーができず苛立ちを隠せませんでした。
素晴らしい試合が見れてよかったです。
プルゼニ戦 前日会見
明日、マドリーはアウェイでプルゼニとのCLを控えている。
そこでソラーリ監督とナチョが前日会見に登場した。
ソラーリ「ラモスはこれまでも素晴らしいキャプテンだったし、現在もそうだ。私は彼が今まで自分の役割を果たしてきて、それは決して簡単ではなかったことを理解しているよ。彼の背中はあらゆる責任を負い、どんな重圧にも耐えられるほど広い。暫定について?私は自分の仕事を全うするだけだ。2日間でも1週間でもね。ヴィニシウスのポテンシャルは彼の年代の若者は滅多に持っていないほど素晴らしい。若き才能に対して、少しずつ過程を踏ませるのは普通のことだ。彼はまだ非常に若いし、彼のフットボールは見ていて楽しい。私は長時間プレータイムを待ち続けるより、やるべき事をやり、それを楽しむ選手が好きだ。プロセスは大事なことだよ。」
ナチョ「カルバハルの発言(ロペテギが1番の監督)について?不適切だったかどうか僕にはわからないが、彼はチームがうまくいっていないときもそれを言っていたよ。僕もロペテギは自分が経験した中でも最高の監督の1人だと確信している。指笛?僕はいつもベルナベウでプレーするのが好きだが、時々ファンは僕らを非難したくなることもある。彼らは僕達に要求しているだけだし、それを僕らも理解しているよ。ヴィニシウスは自分が試合に出れる準備ができていると証明している。プレッシャーから守り、周囲の手助けがあれば、偉大な選手になれると思うよ。」
ヴィニシウスの期待度はこういったところでも見れますね。
明日の朝5時からプルゼニ戦です。見られる方は一緒に応援しましょう!
インタビューまとめ
ソラーリが暫定監督になり、現地ではCLでは誰がGKを務めるのかという話題が再燃している。そんな中、クルトワがインタビューに答えた。
クルトワ「チェルシーではチェフがリーグ戦を出て、僕がヨーロッパの大会に出たり、そうじゃなかったりと、シーズンを通して様々だった。マドリーではコンペティションも違うし、ローテーションの種類も異なる。とにかく、僕はケイラーが試合に出る時はサポートするよ。」
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元バルサのデコがクリスティアーノ・ロナウド移籍とマドリーについて語った。
デコ「クリスティアーノ・ロナウドの去就はでマドリーは難しい状況に陥っているね。どんなチームだってこれを簡単に打開することは難しいよ。毎年40〜50ゴールを保証し、重要な試合で結果を残し、さらにリーダーとしてのスキルも兼ね備えた選手なんて、見つけるのは不可能に近い。少なくとも僕はそんな選手は今は思い当たらない。私はマドリーが良いか悪いかの議論をするつもりは無い。みなさんはクリスティアーノ・ロナウドがいなくなっても変わらないと思っていないかい?彼はマドリー史上最高の選手だ。彼が去ってチームが苦しくなるのは普通のことだ。もしメッシがバルサを去ったとしても同じことが起こるかはわからないが、ロナウドの場合は少し違う。彼の移籍は極めて突然だったし、普通はもっと準備期間があったはずなんだ。」
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ロペテギ解任を受け、カルバハルがメディアに対して口を開いた。
カルバハル「僕にとってロペテギは今までで1番の監督だった。僕は彼とサッカーの戦術を共有した。だが、僕らも彼も不運だった。僕はロペテギがチームに就任する前からこれ(最高の監督だということ)を言い続けてきたし、新たな監督がより良い成績を収めたとしても言い続けるだろう。」
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CR7とジダンが去り、そしてロペテギが解任され、今のマドリーには言及することがたくさんありますね。
今はソラーリがCLでナバスとクルトワのどちらを起用するか注目です。
次戦は11月8日朝5時からアウェイでプルゼニとです。
レギロンは準備万端
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スペイン紙「MARCA」が、先日行われたバジャドリード戦でレギロンが見せた活躍を取り上げ、『レギロンは準備万端だということを証明した』という見出しで報道した。
彼の活躍を見てロペテギは悔しかっただろう。彼は怪我をしているマルセロの代わりに出場し、とても良いプレーを見せた。
彼は良質なクロスで何度も決定機を作り出し、マルセロが起用不可の時、または休養が必要な時にも安心して出場させられることを示した。
カスティージャで指揮していたこともあり、ソラーリはレギロンの扱い方を知っている。コパ、そして今節のリーグ戦で彼を戦力と数えられることを証明した。
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バジャドリード戦の序盤のチャンス演出はほとんどがレギロンのいる左下サイドからのクロスから。
彼は現在チームのディフェンス陣にけが人が続出し、深刻な状況にあることを理解している。それと同時に自分にとって絶好のチャンスであることもわかっている。それがあの試合での一本一本のクロスの精度に表れていた。
今節の彼のクロスに対する想いはまさに「一球入魂」。
試合を見ていた方は明確に誰を狙ったクロスなのかも理解できただろう。そして驚いたはずだ。見違えたようなプレーに。
プレシーズンマッチの試合レポートでも書いたが、僕は彼に対して「収集力を持続できるタイプの選手」という印象を持っている。そしてやっとバジャドリード戦でそれを示すことができた。
攻撃だけでなく守備での貢献度が高かったことも高評価の一つだろう。終盤になっても運動量は落ちず、ラモスが上がった時などはしっかりカバーをし、カウンターを間一髪で防ぎ、チームを救った場面も見られた。
マルセロ、ヴァラン、カルバハル、バジェホが怪我の中、ナチョをセンターバックで使うためにも、レギロンの好プレーはチームにとって非常にポジティブであり、今節の勝利はいろいろな面でよく作用するはずだ。
次戦は11月8日朝5時から、アウェイでプルゼニとのCLです。
ソラーリが暫定監督から正式な監督になれるか、これからの数試合も注目です。