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スペインのサッカーチームであるレアルマドリードの情報や小話について書きます。海外サッカー全般が好きで、プレミアリーグもたまに観ます。マドリディスタはもちろん、他チームのサポーター、そしてスポーツに興味がある方、よかったら見ていってください。

【後半】UEFAスーパーカップ 試合レポート

vsアトレティコ・マドリード

 

スコア  2-4 ✕

 

得点者 ( マドリー :ベンゼマ、ラモス(PK))

    (アトレティコ:コスタ×2、サウール、コケ)

 

アシスト( マドリー :ベイル)

    (アトレティコ:ゴディン、コレア、トーマス、ビトロ)

 

<後半 延長戦>

 

後半

モドリッチが入り4-4-2に。これまでと違うのはモドリッチがトップ下に入ったこと。

モドリッチも少しずつ出場時間を増やしてきました。彼が入ったことでパス回しが滑らかに。そして誰もが欲しいタイミングでパスが来るようになりました。相手のパスコースを読んでパスカットをダイレクトでパスを出し、速攻に繋げました。

ベイル、スペースとベンゼマを使ったドリブルで縦横無尽に突破。彼は今シーズン、明らかに意気込みや責任感が違うと思います。負傷癖がどうなるうかはまだわかりませんが、今のところは良いと思います。

 

相手にサイドで裏を取られても中がしっかりと準備ができていたので弾けてました。

 

アセンシオが下がったことで前線の選手が減り、攻め手が少なくなった。昨シーズンも2トップだとサイドバックからの攻めに頼ることが増え、クロスを放り込むしかなくなる状況となってしまいます。しかし相手は守備に定評のあるアトレティコです。なのでイスコ、セバージョス、モドリッチが、あの独特のリズムで相手を剥がし、崩すほうが有効かなって思います。

 

 

アトレティコは中を固め、マドリーはサイドから攻めたが、アトレティコも中で良い準備と数的有利で決定機を作らせず。

 

チームを締める役割がいない。それはキーパーやバックが後ろから鼓舞するのでもいいし、前線の選手が闘志あふれるプレーをするでも良い。ベンチメンバーがEUROでCR7が見せたようにチームに貢献するでも良い。チームへの関わり方はどの世代でもどのカテゴリーでも変わらず大切なこと。

 

終盤になるにつれ、ベンチの雰囲気は葬式状態に。ポジティブな声掛けというのは想像以上に疲労を軽減させます。チーム全体がどの状況でポジティブな雰囲気に持っていけるようにすることがすくなからず必要です。マドリーがそのようなチームじゃないという考えもあります。しかしマドリーというチームは少しずつ変わってきています。補強プランにもそれが現れている。チームの変化とともに、スタイルやメンタル面でも変化し、適応していかなければなりません。馴れ合いではなく高め合うことが、若手の成長が必須とされる今の課題。

 

イスコがこの試合良かった理由(まだこれからではありますが。)

彼がサイドに行った時、ベイル、アセンシオは中に絞り、スペースを埋めていた。イスコ、ミラン戦よりは良いです。

前の試合やワールドカップでの彼は、ボールに近づくことでボール保持者のスペースを潰してしまっていました。しかし今日の彼は、味方選手がいない場所にポジションを取るということを意識していた気がします。

そして、彼の周りもイスコとしっかり入れ替わり、スキを作らなかったです。これからも彼の良し悪しによってチームのスタイルも変わるほど、期待度も高く、それゆえ不満も多く持たれる彼に僕は注目していきたいです。

 

結果は大敗でしたが、やはりマドリーにはワールドカップを終盤まで戦っていた選手も多く、モドリッチに関してはまだACミラン戦の15分しか出ていません。

まだ悲観するには早すぎる。開幕まであと少し。ロペテギは何らかの対処をするはずです。

 

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